iPhoneを社用携帯にするうえでの電話帳に関する考察
会社携帯を運用していくにあたって重要な課題のひとつが「共有電話帳」だと思います。うちの会社ではiPhoneを社用携帯として使っているのですが、この電話帳管理について検討した備忘録です。
今の運用と課題について
うちでは電話連絡や社内共有にiPhoneとiPodをメインに使ってます。ので、これらで使える連絡先であるというのが大前提となります。
現状はというと、導入当初から現在までずっとiCloudの連絡先を使っています。各端末ごとに取得しているiCloudアカウントとは別に「共有用のiCloudアカウント」を1つ用意し、それを全端末に共有しているというものです。
導入当初はうまくいっていたようですが、運用~保守も考慮すると悪手でした。大きな課題として
- 電話帳のメンテナンスにかかる手間が多い
- 電話帳の情報を誰もが自由に書き換えられる
という2つの課題があげられます。本来デフォルトアカウント(以下)きちんと設定できていれば問題ないはずなんですが・・・。
iPhoneでメールのデフォルトアカウントを設定する方法 | iPhone Wave
とはいえこれがなかなかに厄介で、①プライベート情報やナーバスな取引先の情報を登録する→②それらを保守性が低い画面で時間をかけて手修正する→以下繰り返し、というコンボが頻繁に決まります。
解決策検討
条件を元に調べてみます。
・iOS系で使用できる
・価格が安い(できれば無料)
・連絡先をユーザが簡単に書き換えられない
・メンテナンスが楽
MDMを使えればいいのですが*1、1ライセンスあたり月百数十円と高い。いやシステムとしては妥当な価格なのですがうちの予算上通らない。
ということで行き着いたのがCardDAVというもの。ググるとGoogle連絡先との連携をする方法をとる方がおおいですが、CardDAVサーバを立てれば権限を割り当てられるので勝手に削除できなくなるのでは、と期待してます。
Owncloud、Nextcloud、Baikalあたりがメジャーらしくインターネットに知見も溜まっているので、サーバ構築を検討して見ましょう。
Baïkalでカレンダーと連絡先を管理する CalDAV/CardDAV – がとらぼ
らくらく構築、CalDAVサーバBaikal – Nobwak's Lair
これ以外になにか解決策、あるかなぁ・・・
サーバ構築なんて十数年振りだし、やりたくないなぁ・・・